算命学の学習法

算命学は占術として位置づけられていますが、人がどのようにして生きていけば良いのかを教えてくれる学問です。
自分の人生のあるべき姿を、学問として学んでみませんか?

算命学学習の心構え

算命学は、4000年もの長い時間をかけて蓄積されていった学問になります。
膨大な量があり、生涯学習といっても過言ではありません。

高尾義政先生から清水南穂先生を通じて伝わっていることですが、「これから算命学を勉強されて行きますのには、どうぞ決して急がないで、のんびりと学習をしていっていただきたいと願っております。」

「占いの勉強というのは、先を急いで、何でもかんでも頭の中に覚えこんでしまうと決していい結果は現れません。非常に視野の狭い占いが出来上がってしまいます。」
「ですから、算命学を勉強される方は、一つの趣味、一つの楽しみとして、勉強というよりも自分の知識を広げていくのだ。」というような感覚で勉強していってほしい。とのお考えでした。

算命学の学習法

算命学の学習についですが、多くの人は全ての星を無理に覚えよう、暗記しようと考えているようですが、その思考で学習をされてしまいますと、途中で必ず挫折してしまうことでしょう。

もちろん、最低限覚えていただかくなくてはならないことは数多くあります。 例えば、十干・十二支、十大主星・十二大従星、位相法や大運・年運といった、算命学に必要な固有名詞等々の漢字と意味合いです。

私を始めとして、これからの未来を背負って立つ明学院の先生たちの指導法は、まず最初に、宇宙や地球の自然と照らし合わせた形で、鑑定する技術を講話することになります。
その技術を理解していただいた後に、様々な奥深い占技や思考法を学んでいただく事になります。

算命学にはいろんな理論があります。
その理論に対して、算命学の技術的な仕組みがあります。
それらを頭ごなしに覚えるのではなく、理解をしていただきたいのです。
算命学の原理を勉強・把握をすると、現代に照らし合わせた内容の鑑定がいくらでも作れるようになるのです。

技術の利用方法として、どの質問でどの技術を使うのか。といった内容も習得していただきますが、
明学院で習われる皆様には、技術を覚えるのではなく、原理を覚えて欲しいのです。

  ★例えば、こういったご相談があったとしましょう。
(質問内容)

私(男性)の家は、父と母がいて、妹が三人います。
その妹三人共に、良い大学に入り、有名な一流の会社に就職をしました。そのうち、次女はお嫁に行き、幸せに過ごしています。
子供も女の子が授かりました。
三女も次女と同じように良い縁談が決まりまして、今では私どもの実家の近くに住んでいます。
子供は、男の子二人と女の子一人が授かり、幸せな家庭を築けています。
長女は、まだ独身ですが、今どきの女性で、社会で立派に活躍をされています。

それに比べて、私(男性)は受験に失敗して、なかなか職にもつけません。この家の中から、完全にはみ出てしまいました。
私も一生懸命頑張りましたが、不憫な人生を歩んでいます。私はどうしてこうなったのでしょう?

かなり複雑そうな相談内容ですが、実は答えはかなり簡単なことです。
こちらでは、詳しい回答を申し上げることは致しませんが、私(男性)がこうなってしまったのには、当然のことながら、原因があるのです。

その原因は自然界の法則から、全て割り出すことができるのです。
そして、原因が分かれば、その先の結果も知り得ることになります。

(※実際には、特に三女の男の子に、ある運命が待ち受けることになります。)
その結果を受け入れることが出来ないようでしたら、これからの進むべき道や改善策も教えなくてはなりません。

算命学では、このようなことが、どうして占えるのだろう?

  • 生年月日 同じ日・同じ時間に生まれても、何故それぞれ違ってくるのか
  • 何故生年月日から、その人の運命が見えてくるのか

そういったことが理解できるようになると、だんだん色々な原理が見えてきます。

それは、いろんな生き方や改良法に使えるようになります。

そうすると、大抵、運が悪い人でも改良法が見えてくるのです。

算命学の仕組み

算命学は学問であり、宗教ではありません。
したがいまして、算命学には思想があるというよりは、思考法があるのです。

「人間の運命はこうじゃないかな」というような思考法です。

①人間の運命とは、こういう風にして見ると見えるんじゃないかなというものの考え方

②そういうものであったら、こういう原理が出来上がる

③こういう原理を元にすると人間の運命が占える

以上のように、三部構成になっているのです。

しかし、いつの日か、@とAが省かれてしまいBの部分だけを引っこ抜いたのが様々な占星術なのです。
そして、一部では、いつしか何やらおかしなもののようなので、これらは全て迷信である。
と言われる様にもなってしまったのです。
算命学明学院では、これらの全てを理論立てて、学問としてお教えさせていただきます。

もちろん、学習をされる方には、高尾義政先生のご遺志を尊重され、算命学を正当な学問としてとらえていただき、
純粋に学ばれていく姿勢の方々を切望させていただきます。

この明学院とご縁を頂きました方々には、多くの先師を始めとして、第十二代宗家「呉仁和先生」、第十三代宗家「高尾義政先生」、
明学院創始者「清水南穂先生」へと受け継がれてきた本家本元の算命学を、余すことなくお伝えして参る所存です。